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TRIのヘルスケアデータ標準の推進活動について

TRIのミッションは、「標準治療の革新」、「新しい診断・治療・予防法の開発の促進」です。TRIは研究データの利活用を推進するため、標準化されたデータモデル(治験ではCDISC、臨床研究ではOMOP)の普及に貢献する活動の一環として本サイトを運営しています。

CDISC(Clinical Data Interchange Standards Consortium)とは

CDISCは、臨床研究データおよびメタデータの取得、交換、提出、保管をサポートするデータ交換基準を確立した、世界的、オープンで幅広い領域からなる非営利組織です。CDISCの使命は、世界的かつプラットフォームに依存しないデータ標準を開発、サポートすることであり、情報システムの相互運用により医学や医療関連分野の研究を改善することを可能にします。CDISC標準は、ベンダーやプラットフォームに依存することなく中立であり、データ標準はCDISCウェブサイトから自由に利用することができます。

またCDISC標準は、医薬品医療機器総合機構(Pharmaceuticals and MedicalDevices Agency: PMDA)、アメリカ食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration: FDA)、および中国国家薬品監督管理局(National Medical Products Administration: NMPA)において申請データ形式として採用され、世界の他の地域・国にも広がりつつあります。

OHDSI(Observational Health Data Sciences and Informatics)とは

OHDSIは、ヘルスデータの大規模な分析を通じてその価値を引き出すための、複数のステークホルダーによる、学際的なオープンサイエンスのコラボレーションプログラムです。その使命は、より良い健康上の判断および医療を促進する証拠(エビデンス)をコミュニティが共同で生成できるようにすることで健康の改善につなげます。

OHDSIはその拠点を米国コロンビア大学に置き、30カ国にわたる研究者および観察健康データベースの国際的なネットワークを形成しています。中心となるデータモデル、OMOP CDM(Observational Medical Outcomes Partnership Common Data Model)をはじめとするそのソリューションは全てオープンソースで、OHDSIウェブサイトより入手できます。