ゴール Goal
  難治性疾患の治療成績の向上と予後の改善をゴールとしています。
 
ミッション Mission
  がん、冠動脈疾患、脳卒中、アルツハイマー病を主な対象とし、それらの疾患に対する標準治療を革新するとともに、新たな診断・治療・予防法の開発を促進することがミッションです。
 
アプローチ Approach
  対象疾患の標準治療を革新するために順次第 III 相試験を行い、並行して次の世代の治療法開発のための第 I 相、第 II 相試験を推進します。また、有望な TR について系統的かつ徹底的に調査の上、慎重に可能性を検討して第 I-II 相試験を計画し、促進します。主として大学等で開発中の新しい医療技術については、集積したデータをもとにその進捗を綿密に評価し、臨床試験に必要な非臨床データを効率的に揃えられるように支援します。
 
 
 
 
文部科学省から委託された「トランスレーショナルリサーチの基盤整備事業」(平成 14 年~ 17 年度)や「 がんトランスレーショナルリサーチ事業 」(平成 16 年度~平成 20 年度)を通じて、 TR を支援・推進するための基盤整備に一貫して取り組んできました。平成 19 年度からは、同省の 「橋渡し研究支援推進プログラム 」がそれに加わりました。これらの事業を 中核として 、 TR を安全かつ科学的に実施するための基盤整備が進行中です。
 
 

「がんトランスレーショナルリサーチ事業」

「橋渡し研究支援推進プログラム」
http://www.tr.mext.go.jp/



 
 
 
全国の研究者からの要請に応じ、標準治療の革新を目指す臨床試験の企画と運営を支援しています。それらの臨床試験によって新たな標準治療が確立され、治療成績が実質的に向上することが期待されます。とりわけ、 TRI はデータセンターとしての機能を有し、高い品質管理下にデータの集積を図っ ています。また、 実地診療のデータから予後やリスク因子を分析する大規模コホート研究について、データを適正かつ効率的に収集・管理するためのシステムを整備するとともに、研究の運営を包括的に支援しています。 更に、現在までに数多くのアウトカムリサーチを支援し、生物統計の専門家が予後因子解析を含む探索的解析を行っています。
 
 
 
医師や研究者にTRの知識を更に深めていただくため、定期的に会議を開催しています。
これまでにトランスレーショナルリサーチ研修会、がんトランスレーショナルリサーチ事業成果報告会、橋渡し研究支援推進プログラム成果報告会等を主催しました。 また、一般の皆様向けには、がんに関する正しい知識と標準治療の普及を目指し、これまで3回のがんトランスレーショナルリサーチ事業市民公開講座を開催しています。
過去の会議資料はこちら>>

さらに、TRIでは、がんに関する包括的かつ最新の情報を国民に提供することを目的に、「がん情報サイト 」を運営しています。このサイトでは、米国国立がん研究所が毎月更新する世界最大最新のがんデータベースであるPDQRの日本語版が含まれています。また、がん薬剤情報や患者向け情報を順次加え、コンテンツの充実を図っ
ています。本サイトを立ち上げたことにより、国民は信頼度の高い最新がん情報を日本語で入手できるようになりました。
 
 

「がん情報サイト」
http://cancerinfo.tri-kobe.org/

 
 
 
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