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| ◎非ホジキンリンパ腫 | |
| マントル細胞リンパ腫 | |
| この NCCN ガイドライン日本語版「非ホジキンリンパ腫」は、日本血液学会 造血器腫瘍ガイドライン作成委員会が監訳・監修した。 マントル細胞リンパ腫(MCL)は、わが国では非ホジキンリンパ腫の約3%を占める比較的頻度の低い病型である。従来わが国で実施されたMCLの治療研究はほとんどなく、欧米においても第V相試験は少なく各試験の症例数も限られている。NCCNガイドラインではコンセンサス委員会が欧米で実施された臨床試験を詳細に検討し、エビデンスに基づいた治療指針を提示している。日本血液学会編の「造血器腫瘍診療ガイドイン」も欧米のエビデンスに基づいて作成された。NCCNガイドラインに一次治療のaggressive therapyとして推奨されている治療法は、いずれもわが国で実施が可能である。less aggressive therapyとして推奨されているボルテゾミブとリツキシマブ、シクロフォスファミド、ドキソルビシン、prednisoneとの併用(VR-CAP療法)も、ボルテゾミブが2015年6月に初発MCLに対し保険承認され実施が可能となった。また、一次治療のHDT/ASCT非適応例の地固め療法として、リツキシマブ維持療法(8週毎に12回まで)も2015年5月に保険承認されている。65歳以下では、第一奏効期の地固め療法としてHDT/ASCTが推奨されているが、NCCNガイドラインに記載されているように、HDT/ASCTとリツキシマブ維持療法とを直接比較する試験はなされていない。二次治療として推奨される治療では、わが国では lenalidomideを除けば実施が可能である。しかし、二次治療におけるボルテゾミブの位置づけは、併用薬も含めさら更に検討が必要である。また、MCLの一部はindolentな臨床経過を呈することが知られており(indolent MCL)、高齢でindolentな経過を呈する症例は慎重な観察下での無治療も選択肢となりうるが、indolent MCLを正しく診断する方法は確立しておらず、適用には慎重な配慮が必要である。 |
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| (文責:日本血液学会 造血器腫瘍診療ガイドライン作成委員会) | |
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