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◎乳がん リスク低減 | ![]() |
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このNCCN ガイドライン日本語版「乳癌リスク低減」は、日本乳癌学会が監訳したものである。本ガイドラインでは、乳癌リスクの評価ならびにリスクの程度に応じたリスク低減策が記載されている。 乳癌リスクの評価では、大きく家族性/遺伝的因子、若年期の胸部への放射線照射/非浸潤性小葉癌の既往、およびその他のリスク(改変Gailモデルなど)に基づいたリスク分類が記載されている。乳癌のリスク低減策としては、リスク低減手術(リスク低減乳房切除術、リスク低減両側卵巣卵管摘出術)、薬物によるリスク低減、生活習慣の改善についての利益と不利益が詳細に記載されている。 本ガイドラインに記載されている内容は、米国における医療を背景としている点に留意する必要がある。とくに本ガイドラインで乳癌リスクの算出方法として用いられている改変Gailモデルは、日本在住の日本人の乳癌発症予測に適用することはできない。また、薬物によるリスク低減や未発症者へのリスク低減手術に関する費用は保険収載されていないことにも留意して診療にあたる必要がある。 |
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