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◎乳がん | ![]() |
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このNCCN ガイドライン日本語版「乳がん」は、日本乳癌学会が監訳・監修したものである。本ガイドラインは、乳がんに対する診断(病理診断)、治療(手術療法、薬物療法、放射線療法)を全般的にカバーしており米国で広く使用されている。一方で、日本乳癌学会は「乳癌診療ガイドライン(治療編)、(診断編)」を長年にわたって(定期的に)独自に刊行している。「乳癌診療ガイドライン(治療編)、(診断編)」の執筆メンバーが当NCCNガイドラインの日本語監訳も担当しており、両ガイドラインにおける用語の使い方の一貫性には配慮した。海外のガイドラインを参照する際には、背景となる医療制度や医療事情の相違を当然考慮する必要がある。しかし両ガイドラインを読み比べることで、それらとは別に、診断、治療に対する考え方の根本的な相違も少なからず存在することがお分かり頂けることと思う。これには長きに渡る歴史的経緯やそれぞれの国の慣習、発生頻度の違いからくる合理的理由などがあると考えられ、どちらが正しいとは軽々に判断を下せるものではない。本ガイドラインを活用する際にはそのあたりを十分に理解したうえで、かつ日本の医療状況を十分に鑑みて上手に活用して頂きたい。 |
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